グループ経営の基盤となる会計システムを短期間で刷新

~医療・介護を軸に積極的なM&Aによる企業成長を促進させるERP~

導入前の課題と効果

会計システムの課題

  • グループ会社各社の経理業務の内容やレベルに格差あり
  • システムが個別最適な形で導入され、連携は全て手動であり属人化したプロセスになっていた
  • M&Aやグループ経営を進めるうえで、企業成長スピードに追随できない

導入効果

  • Biz∫の導入と共に経理業務を標準化し、グループ会社にも展開
  • マルチクラウド上にシステムを構築し、脱属人化のために自動連携を推進
  • 全社共通や事業部ごとのデータ分析を可能とする基盤に

「Biz∫」導入経緯と選定理由

会計システムの刷新に至った経緯を教えてください。

株式会社ソラスト 情報システム本部
プラットフォーム開発部 部長 兼 DX推進部 部長
小林 信隆 氏

小林氏

従来はオンプレミスの会計システムを使っていましたが、システム1つ1つが個別最適な形で導入されていました。システム間連携については、すべて手動で行っており、運用するうえで時間と工数がかかり、トラブルも多い状況でした。

積極的にM&Aを進めていらっしゃいますが、その点でも課題に感じているところはあったのでしょうか。

小林氏

弊社は、医療と介護、保育、教育の大きく4つの事業を行っています。医療の安定した収益性をもとに、ここ数年は積極的に介護のM&Aを進めることで企業として成長しており、グループ会社を含めたグループ経営の推進が重要でした。

実は、M&Aをした会社でそれぞれ経理の業務が全然違いますし、レベルも全く異なるので、そこを弊社の基準に合わせていくのが1番難しいところでした。 元々はそれぞれ別の会計システムを使っているため、なかなか水準を合わせにくく、やはりグループ経営ができる会計システムを導入して経理業務の標準化を進めていく必要がありました。

課題を解決するために「Biz∫」を選定したポイントはどこにあったのでしょうか。

小林氏

M&Aを積極的に行う中で、スピードにシステムが追随できなくなったため、そこに対応できるかがポイントでした。また、弊社は海外拠点があるわけではないのと社員全員日本人ですので、国産の方が適合するだろうと念頭にあり、国内やグループ経営の実績が非常に高いのが魅力でした。

導入プロジェクト

導入プロジェクトを進めるうえで苦労した点をお聞かせください。

株式会社ソラスト 情報システム本部
プラットフォーム開発部
星 徳博 氏

星氏

会計システム刷新の宿命だと思いますが、経理担当者が現在の業務抱えながらプロジェクトに参画するため、工数の確保が難しかったです。決算期間中はプロジェクトの作業が止まりますが、UAT(ユーザー受入テスト)と本番移行については、どうしても経理の支援なしには 進められません。そこをどうやって進めるかというところが、やはり大きな課題でした。

スケジュールも決まっている中で、どのようにプロジェクトを進められましたか。

星氏

UATに関しては、事前に導入ベンダーであるNTTデータさんに依頼して、システムテスト期間中に弊社側でも経理による稼働確認をスタートさせました。 特にインターフェース部分で苦労していたので、運用の観点も含めて経理に入ってもらってテストを行いつつ、そこで様々なバグに対応しながら進めました。 また、どのぐらい人員が必要なのかを確認しながら経理の中でまず負荷分散していただいて、不足しているところはNTTデータさんに強力に支援いただき、プロジェクトを乗り切りました。4月に年次決算がありますが、本番移行に加え、組織の大きな変更もありハードルが高かったです。

刷新に加えて、決算や組織改編などの要素が重なる中では、社内外の連携が重要ということですね。

小林氏

はい。社内においては特に経理部門の協力が必要で、実際に会計システムを使う方々の意見を伺いながら導入を進めていました。情報システム部門としてシステム導入を推進する中で “なぜBiz∫なのか”“どのようなメリットがあるのか”といったところを理解して頂くまで、時間をかけて説明しました。

導入効果

Biz∫の導入効果はどのようなところで感じていますか。

星氏

今回導入したBiz∫は、決算業務で経理部門、業績管理業務で経営企画部門が使います。全社共通の分析をできるようにする、また事業部ごとの分析をできるようにすることも重要でしたので、Biz∫の導入によりデータの有効活用ができる仕組みになったと感じています。

以前は組織や補助科目などで分析軸を作り、何とかやりくりしていたものの、やはり財務会計と管理会計の2つが混在してしまうところが大きな課題でした。今回を機に財務会計と切り離して分析ができるような下地を作っていますので、今後のデータ分析をスピーディーに推進できるような形になりました。

小林氏

従来の運用は非常に煩雑で苦労していましたので、課題があるシステムを展開していくわけにはいきません。Biz∫の導入により、M&Aのスピードに会計システムが追随できるようなったところに効果を感じます。

また、財務会計と管理会計が混在していて、本来経理がやるべきではない業務を経理が行っていましたが、導入を契機に管理会計と財務会計をきちんと整理し、業務の役割分担を整理してスピーディーかつ効率的になったと感じています。

システムを構築、運用する基盤の方はいかがでしょうか。

星氏

今回、Biz∫をはじめとして、各システムの基盤はマルチプラットフォーム上に構築しています。属人化を防ぐためにもシステム間の自動連携が重要であり、刷新の一環でジョブ管理ツールを導入しました。最終的にはBiz∫から他のシステムへの連携など全自動化を目指しています。

将来柔軟性を確保したインフラ・アプリケーション基盤イメージ
将来柔軟性を確保したインフラ・アプリケーション基盤イメージ

今後の展望

今後の展望をお聞かせください。

星氏

弊社ではBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を強力に推進しており、昭和のオペレーションから令和のオペレーションへとシフトしています。Biz∫導入後に周辺のシステムも順次業務プロセスを見直し、弊社内の業務整理を進め、Biz∫をグループ会社への展開と経理業務の改善を行っていきます。弊社のM&Aや成長スピードに合わせBiz∫も広がっていくと思います。

小林氏

ソラストでは2030年に売上3,000億という目標を掲げていますが、それを達成するためにサービス業のデジタルカンパニーというキーワードをもとに積極的にICTを活用していきます。従来の紙ベースの業務がまだ残っており、まだまだデジタル化が進んでいませんので、導入して終わりでなく、もっと新しいことにもBiz∫と一緒にチャレンジしたいと考えています。

企業紹介

ソラストは、医療機関を支える「医療事務」、一人ひとりのニーズに合ったきめ細やかな「介護サービス」、お子様が自宅にいるような安心感の「保育サービス」、さらに、これらに携わるすべての方々のスキルアップやキャリア支援に全力で取り組んでいます。医療、介護、保育を通じて、サービスをご利用いただくお客様も、働く人も、地域とそこに暮らすすべての人々を元気にしたい。ソラストは、いつでもみんなの元気を支えます。

小林氏と星氏

パートナーからの一言

プロジェクト実行中にもM&Aや大規模組織変更がダイナミックに進んでいくソラスト様は、変革意識が高い一方で素晴らしく前向きな姿勢を継続されている方々が多く、NTTDATAに元気を与えてくださいました。オフィスに常駐場所を確保いただき、情報システム、経理、財務、経営企画等の各部署の方々と様々なテーマについて明るく何度も意見交換して頂きました。

特に、目的達成と将来像ついて、ソラスト様とのコミュニケーションを重ねることで、NTTDATA側の意識レベルを高めることができ、多くの課題を乗り越えて成功に繋げることができたと考えております。

今後の高齢化社会を支えていくソラスト様と共に、ソラスト様のさらなる改革施策をご支援し、新しいやり方で新しい仕組みを構築していくことに全力を尽くしてまいります。

株式会社 NTTデータ

・enterpriseCloud+は、株式会社シーエーシーがAWSの導入を検討している企業に対し、開発から運用までを高品質かつ低コストで提供している各種サービスです。
・Biz∫は、株式会社NTTデータおよび株式会社NTTデータ・ビズインテグラルの登録商標です。
・intra mart は、株式会社NTTデータ イントラマートの登録商標です。
・Amazon Web Servicesの ロゴは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
・その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。