株式会社NTTデータビジネスシステムズ様
Superior Sales Partner’s Award受賞インタビュー

株式会社NTTデータビジネスシステムズ様

Superior Sales Partner’s Awardを受賞した感想

――Biz∫パートナーアワードの受賞おめでとうございます。受賞した率直な感想をお聞かせください。

吉田様

NTTデータビジネスシステムズ
第一システム事業本部/デジタルエンタープライズ事業部 コンストラクトソリューション部長 吉田 直己 様
株式会社NTTデータビジネスシステムズ
第一システム事業本部/デジタルエンタープライズ事業部
コンストラクトソリューション部長
吉田 直己 様

 とても嬉しいです。昨年に続き準グランプリだったことは悔しくもあり、残念でもありますが、とても光栄なことです。私は新規のお客様にBiz∫をご紹介するとき、1700社を超えるお客様が利用されている製品です、と自信をもって説明しております。この、1700という数字は当然ながら弊社の実績だけではなく、多くのパートナー様の長年にわたるBiz∫導入実績があったからこそ実現したものですので、アワード受賞に際しパートナー様にも感謝申し上げたいです。

株式会社NTTデータビジネスシステムズ 
第一システム事業本部 デジタルエンタープライズ事業部 コンストラクトソリューション部第四imforce部 統括グループマネージャー  若林 義昭 様
株式会社NTTデータビジネスシステムズ
第一システム事業本部/デジタルエンタープライズ事業部
コンストラクトソリューション部 統括グループマネージャー
若林 義昭 様

若林様

 コロナ禍だったこともあり、久しぶりにこの会場に来ました。当初に比べてこのパートナー会の規模が大きくなったことに驚いています。弊社はBiz∫を初期の段階から導入していることもあり、これまでも何かしら受賞をしていますので、毎年受賞時にいただけるぬいぐるみが1つずつ増えていくことが感慨深いです(笑)。

桜井様

NTTデータビジネスシステムズ 
第一システム事業本部 デジタルエンタープライズ事業部 コンストラクトソリューション部第四imforce部 グループマネージャー 桜井 哲也
株式会社NTTデータビジネスシステムズ
第一システム事業本部/デジタルエンタープライズ事業部
コンストラクトソリューション部 グループマネージャー
桜井 哲也 様

 準グランプリだったものの、私はすごく嬉しかったです。と言いますのも、15年ほど前、Biz∫会計の最初のバージョンを開発する際、企画段階からのメンバーでした。Biz∫会計のファーストユーザーのプロジェクトで、私と若林の2人が携わっていたのです。Biz∫会計の最初のバージョンの開発とファーストユーザーの導入に関わった者として当時を思い起こし、弊社より活躍するパートナーが現れる時代が来たことにBiz∫の成長を感じ、喜びもひとしおですし、何より励みにもなりました。

事業紹介

――貴社がターゲットとする顧客や製品について教えてください。

吉田様

 私たちは、建設業のお客様に向けて、建設業界に特化した統合型のERP「imforce 建設業統合基幹モデル」(以下、「建設テンプレート」)をご提案しています。これは、建設業の業務運用において必要な業務領域をフルカバー、建設工事の引合発生から完成、建設業界ならではの決算業務に至る一連の業務プロセスに対応した弊社のソリューションです。建設業としての基幹業務が統合されていますので、二重入力負荷軽減・転記ミスのリスク排除などの利点があります。これに加え、経営に資する収益予測機能の具備、企業固有要件への柔軟性などの特長がお客様から高く評価されています。 このソリューションは現在も進化を続けており、例えばBiz∫Optimaを用いたサービス提供のプランなども検討中です。

実績を出せる理由

――これまで長きにわたり、ご実績があります。
  導入やプロジェクトを進めるにあたり、お客様への対応で心がけていることはありますか。

若林様

 営業支援で受注までの間、まずはお客様とのコミュニケーションを大切にしています。特にRFPが出てくる前にお客様と話しながら先方の業務理解を深めておくなど、信頼を得るための取り組みもしています。このような積み重ねがあったからこそ、建設テンプレートは多くの受注が取れたのではないでしょうか。

吉田様

 パッケージ製品は、お客様の業務に合わせてアドオンやカスタマイズをしてオプションを増やした方が売り上げも上がります。しかし、私たちはできるかぎりカスタマイズを推奨せず、標準のまま導入するよう説明します。その方がお客様にとって使いやすい場合もあるからです。利益ではなく信頼、そして一緒にシステムを構築していこうとする気持ちがご提案の初期段階からお客様に伝わるよう心がけています。

桜井様

 今回受注した案件を例に挙げると、コンサルフェーズに相当する期間に関わったメンバーたちが非常に優秀でお客様の信頼を得られたこと、そして、受注を決定づけたのが、提案書が一番丁寧で詳細に書かれており、お客様に寄り添った提案ができていたこと。これが評価されました。
 先ほど吉田も話しましたが、ただの営業商売ではなく、カスタマイズの説明やプロジェクトの進め方なども含めて、お客様に寄り添える存在だと感じていただけると嬉しいですし、こういった点は強みだと思います。

――誠実な対応で信頼を勝ち取っていることがうかがえるエピソードですね。
  一方で、実際にはご苦労も多いのではないでしょうか。

若林様

 楽な案件はない、というのが正直なところです(笑)。予算の問題やスケジュールが延びてしまったものもありますし、私たちが提供するサービスの品質で苦労したものもあります。今となってはこういった苦い経験が糧になり、知見を積み上げることにつながっています。

桜井様

 弊社は長きにわたりBiz∫と歩んでいるため、製品を熟知しているメンバーが複数在籍しています。ただ、今回のプロジェクトが開始する同じタイミングで大規模案件が複数進行することになり、私が関わるプロジェクトではそういった熟練メンバーが1人だけ、それ以外は新たなチームを一から構築することになり、人材確保に苦労しました。

――大規模かつ難解な案件から得られたものはありますか。

桜井様

 プロジェクトが進むにつれて、要件が増えるのは仕方のないことです。一番難しいのは要件を整理し、パッケージのカスタマイズを如何に抑えるかなのです。今回のプロジェクトでは弊社では初めて、Biz∫会計の標準機能と弊社の建設テンプレートのみで構築し、1画面も追加しませんでした。弊社側のテンプレートはカスタマイズしていますが、それ以上は手を加えていません。これからお客様が運用しながら変更要望が出てくる可能性もありますが、現状の機能で初回の月次業務が予定通り完了できたというのは、Biz∫と建設テンプレートの今後の可能性を示す一つの証明でもあるため、それは良かったなと思っています。
 いわゆる業務をパッケージに合わせる「Fit to standard」を推し進めるには、現場からの反発もあります。
実現のためには、お客様が安全に運用できるよう諦めずに説明し、ご理解いただくことが重要です。パッケージ、テンプレート、さらにはシステム外の必要なデータなどをうまく組み合わせるなど、日々の改善で新たな方向性を見出せるかもしれません。

今後の展開や期待

――2年連続でBiz∫パートナーアワードを受賞されました。来年に向けての抱負をお聞かせください。

吉田様

 来年こそはグランプリを受賞したいです。さらに多くの案件を獲得していくとともに、Biz∫に乗せている建設テンプレートをより魅力的なものにしていきたいと思っています。

若林様

 現在のプロジェクトが落ち着いた段階で、新たな案件を獲得したいですね。

桜井様

 そうですね。新たな大型の案件を獲得するためにも、テンプレートそのものの機能を改善していく必要があると考えています。そして、やはりBiz∫パートナーアワードのグランプリになりたい気持ちはあります。気持ちだけはいつもグランプリなんですよ。

吉田様

 来年は気持ち部門でグランプリを作ってほしいですね。受賞の自信があります(笑)。