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株式会社はくばく様 導入事例
経営判断の早期化のための第一歩
穀物で健康と豊かな食生活を支える、山梨を代表する食品メーカー「はくばく」の会計システムリニューアル

株式会社はくばく様

導入前の課題と効果

導入前の課題
導入効果
  • 稟議システムと会計システムが連携しておらず、データの整合性確認が出来ていなかった
  • 月次決算に日数が掛かり、決算データのタイムリーな情報提供が困難であった
  • 既存システムの老朽化や自社要員によるサーバー保守負荷が高く、非常時の対策についても運用に課題があった
  • 基幹業務システムとフロントシステムのワークフローを一元化する統合システム基盤の実現
  • 月次決算処理を10営業日から4営業日に短縮
  • クラウド基盤(AWS)活用により、自社での保守から脱却しただけでなく、非常時においてもサービスを継続できる安全性の高い環境の獲得

「Biz∫」導入経緯と選定理由

――システム更改の経緯を教えてください。

株式会社はくばく 山梨本社 管理本部 経営管理部 ITシステム課長 山田 昌幸様
株式会社はくばく
山梨本社 管理本部
経営管理部 ITシステム課長
山田 昌幸様

山田様: 数年前、グランドデザイン策定のため社内の課題整理を行った中で、「経営判断に必要な情報がタイムリーに提供できていない」という課題があがりました。
 経営判断の早期化のためには、社内に散在するデータをスピーディに収集し分析する仕組みが必要なことから、基幹業務システム及びBI(Business Intelligence)導入の検討を始めました。基幹業務システムに関しては、会計システム及びフロントシステム更改を先だって完了し、その後に販売管理システムを更改する計画を立てました。
 一方、システム面での課題は、従前の会計パッケージソフトウェアが老朽化し、サーバーやOSのサポート期限が迫っていたことです。BCP対策(非常時においてもサービスが継続できる基盤の構築)も急務でした。地震や停電が起きた場合など事業継続性の面で、情報システムの自社運用に不安を抱えていました。クラウド基盤であれば、耐震性や電源供給といった点でも安心で復旧対策も迅速なため、システム停止リスクを最小限にできます。サーバーなどインフラのサポートを外部に委託することで、保守にかかる社内の人的リソースを抑えたいという要望もありました。

株式会社はくばく 山梨本社 管理本部 経営管理部 経理課長 大木 健様
株式会社はくばく
山梨本社 管理本部
経営管理部 経理課長
大木 健様

――達成目標についてお聞かせください。

大木様: 当社のグランドデザインの大きな柱として経営判断の早期化があり、その課題においては「経営データの見える化」をゴールとしました。
 そこで、会計システムとフロントシステム導入プロジェクトでは、大きく3つの目標を立てました。1つ目は、データ見える化の仕組みの構築、2つ目は会計処理の早期化、3つ目に業務品質の向上です。
 従前のシステムは、毎月の会議に提出する集計表を作成するためだけに留まっていたので、新システムではデータをさまざまな角度で分析し、ビジュアル化して情報を直感的に把握したいと考えました。会計処理の早期化については、月末に締めてから集計までの日数を、従前の10営業日から5営業日へ短縮する目標を掲げました。また、従前は稟議システムと会計システムが連携してなかったため、データの整合性確認が出来ていませんでした。会計処理を効率化し、属人的な運用を解消して業務品質を向上させるという狙いもありました。

――NTTデータ信越を選定された理由、そして「Biz∫」採用の決め手は何でしょうか。

山田様: ベンダーの選定にあたっては、RFPを作成し複数の企業から選定を行いました。NTTデータ信越を選んだ理由はいくつかありますが、印象に残ったのは、「Biz∫」のデモンストレーションですね。機能や実際の画面を見せていただき、Fit&Gapの試行結果も満足できるものでした。また、NTTデータ信越の担当者の業務知識が深く、質問の回答も的確だったため、任せても安心だと感じました。基幹業務システムやクラウド基盤(AWS)の導入実績や価格面など総合的に判断し、決断しました。
 「Biz∫」を採用した理由は、デモストレーション時の評価が良かったことと、国内シェアNo.1のワークフロー基盤「intra-mart」上で稼働することです。稟議システムと会計システムとのデータ連携を図り、将来的に会計システム以外の業務アプリケーションの統合も視野に入れていたため、当社の要件に最適だと考えました。

導入プロジェクトと導入効果

――導入プロジェクトについてお聞かせください。

山田様: 「Biz∫」のパッケージとしてのメリットを十分に活かすために、ノンカスタマイズでの導入を推進し、ギャップ項目が出た場合は運用でカバーする方針としました。大がかりなシステム導入は、プロジェクトメンバーにとって初めてで手さぐり状態でしたが、キックオフから約半年後に稼働と短期間導入を実現できました。プロジェクトを主導した経理部門とITシステム部門が緊密に連携して、スピード感を持って遂行できたと思います。「要件定義フェーズ」と「導入フェーズ」に分けて進めたことも良かったです。「要件定義フェーズ」で詳細なFit&Gapを行い、当社の要件に合わない機能は見直しを図りました。経費精算システムもその1つで、最終的に「Biz∫フロント」システムを選びました。

株式会社はくばく 山梨本社 管理本部 経営管理部 経理課主任 依田 翼様
株式会社はくばく
山梨本社 管理本部
経営管理部 経理課主任
依田 翼様

――システム導入効果についてはいかがでしょうか。

依田様: 「Biz∫会計」及び「Biz∫フロント」は順調に稼働しています。「Biz∫フロント」は全従業員が利用しています。月次決算にかかる日数を10営業日から4営業日に短縮できました。また、業務効率化という点でも徐々に効果が出始めています。ワークフローと会計システムが連携したことで、稟議の起案や確認に要する時間が確実に減っています。

山田様: クラウド基盤上で稼動するWebシステムとなったことで、サーバー保守の負荷やソフトウェアインストールやアップデートに伴う面倒な設定作業の負荷を無くすことができました。

今後の展望

――課題や展望についてお聞かせください。

山田様: 今回の更改は、グランドデザインを達成するための第一歩と捉えています。当面の課題は、データの見える化による「経営データのタイムリーな提供」の早急な実現です。そのために、会計システムとBIツールの連携を進めています。BIツールを使いこなすスキルも必要なため、部門メンバーに研修を受講させるなど知識習得に努めています。また、販売管理システムの更改も課題です。
 将来的には、IT化を進めてさらに効率化し、ペーパーレスやタブレット活用も行いたいですね。まだ、紙文化が残っており非効率で不便なところもあるため、可能なところから取り組みます。
 NTTデータ信越には、最新技術や事例など紹介いただき、今後ともITパートナーとして協力をお願いします。

企業紹介

 1941年創業の株式会社はくばく様は、山梨県に本社を置く大麦、雑穀、乾麺、麦茶、穀粉、米などを製造・販売している食品メーカー様です。特に、大麦、雑穀では、市場シェアNo.1と穀物のリーディングカンパニーとして業界をけん引しています。主力商品である、もち性の大麦「もち麦」をはじめとして、健康とおいしさを兼ね備えた商品を多数開発し、老若男女を問わず多くのファンに愛されています。はくばく様の強みは、消費者のニーズをいち早く取り入れ商品化する企画力とそれを支える技術力にあります。大麦に関しては新たな魅力を積極的に情報発信し、国内の消費に影響を与えるまでに成長しています。
 また、2001年より山梨県全市町村をホームに置くJリーグ「ヴァンフォーレ甲府」の公式スポンサーとして、サポーターとともに応援し続けており、地域のスポーツ振興、地域活性化に貢献しています。

パートナーからの一言

 はくばく様の「グランドデザインを達成するための第一歩」というお言葉に身の引き締まる思いです。
 プロジェクト期間中は、お客様先での打合せとTV会議システムを併用して、コミュニケーションを密に取りながら進めました。「intra-mart」の電子稟議申請テンプレートや画面自動生成ツール「Biz∫APFワークベンチ」を利用するなど、これまでの業務システム構築ノウハウを活かして取り組み、より細かいご要望を反映できたのではと考えます。苦労した点は、データ移行フェーズで数年分の会計データを新システムに投入し、結果を確認する作業でしたが、はくばく様のスピード感のある対応とリーダーシップによりスムーズに稼働できたことを感謝しています。
 BIの対応はじめ、販売管理システム、ペーパーレスや業務効率化に役立つご提案を積極的に行い、はくばく様にご満足いただけるよう今後も尽力する所存です。

(株式会社NTTデータ信越)


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